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wotome-1.jpg(3400 byte) をとめの旅より・子どもの国のみなさまへ
謝冰心・著、倉石武四郎・訳
三省堂/昭和17年初版年
日焼け・前後見返し&内部1pに国民学校の所蔵印有・少痛み・ジャケット欠

order number :H-3080
SOLD OUT
アメリカに留学した中国の女性作家・謝冰心(シエビンシン)が、故郷の「小さいお友だちたち」に向けて、留学先での体験を手紙という形で綴った乙女な一冊。「きのふは、たしかに詩を読んでいましたが、けふはレターペーパーを本の下に隠して書いているのです。おとうさま、わたしも、いけない子ですわね」などという文体や、「わたしは病気をしていましても、すこしの悩みもございません。(略)なぜって、神さまは、おかあさまとわたしを、体質的に、こんなにはっきり結びつけてくださたのですもの」と綴る感性など、じつに少女小説っぽくおもしろい。日本の少女雑誌「新女苑」で連載された(あとがきより)というのもうなずけます。しっとりとした訳文は、倉石氏の訳文に長谷川時雨が「婦人のことばとしてさしつかへないよう」修正をほどこしたものだそう。当時の戦争相手国である中国を偏見なく見て欲しいという訳者の思いにも打たれます。旧字旧かな。331p。タテ18.7・ヨコ13.5センチ。絶版。

ys4-1.jpg(6401 byte) ONDORIヤングシリーズ4・かぎ針あみ
雄鶏社/昭和45年
少痛み

order number :S-49
SOLD OUT
手芸ファンの間で思い出のシリーズとして人気の『ONDORIヤングシリーズ』のNO.4「かぎ針あみ」。エッグカバー、なべつかみ、ピンクッション、あみぐるみ、ミント、マフラー、ヘアチーフ、ミニバッグ、ルームシューズ、クッションなどなど昔懐かしいキュートな作品がたくさん。作家さんは、尾上雅野、曽根睦子、中村木美、成田敬子、和田絢子、わたなべ緑、わたなべ・みのるなどなど。作品ページはすべてカラー。118p。タテ18・ヨコ12.3センチ。ソフトカバー。

yss6-1.jpg(5635 byte) やさしい手芸6・たのしく作れる小物シリーズ
大門出版/昭和44年発行
少痛み

order number :S-7010
SOLD OUT
表紙に「総カラー」とあるように帽子、マフラー、ケープ、編みぐるみ、ベビー服、ショールなどの作品をオール・カラーで紹介した一冊。あご紐のある帽子や、ぽてっとキュートな編みぐるみが、いかにも1960年代後半らしくかわいらしい。デザインは和田絢子など17名が参加。冊子状。66p。タテ18.2・ヨコ13.2センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

des1-1.jpg(4316 byte) デージーセット1・レース編み・室内の飾り
主婦と生活社/昭和43年発行
少痛み・前見返し端薄くシミ有

order number :S-243
price : ¥945
デージーセットから最初に出された一冊『レース編み・室内の飾り』。花のドイリー12ヶ月、テーブルセンター、グラスマット、プチクッション、方眼編みのセンター、ティータイムセット、ランチョンマットとナプキンリング、エッグカバーなどなど、華麗で繊細なレース編みの数々が掲載されています。レース編みとともにスタイリングされている、昭和モダンな家具・インテリア小物も見どころです。185p。タテ18・ヨコ15.5センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

bt32-1.jpg(5324 byte)> 美術手帖NO.32・増刊「画家の随筆」
美術出版社/昭和25年7月発行
痛み・古本シミ・日焼け

order number :C-1002
price : ¥3150
なんてうれしい特集! と声をあげたくなるような雑誌『美術手帖』の増刊号「画家の随筆」。佐野繁次郎「鉛筆の裸」、猪熊弦一郎「カレーライス」、香月泰男「詩」、恩地孝四郎「美術館」、初山茂「藍は」、小杉放庵「日本の婦人」、宮田重雄「画信往来」、棟方志功「瞞着川」、鏑木清方「梅雨」、中川一政「鰈スケッチ」、堀文子「女流口上」、小穴隆一「あまい話」、鳥海青児「マニア」などなど総勢56名の画家のエッセイが本人によるスケッチとともにぎっしり並んでいます。制作の裏話から身辺雑記まで味わい深い、いいエッセイばかり。それぞれ1p〜2p。表紙は由良玲吉。目次カットは猪熊弦一郎の猫スケッチ。4pカラー、一色刷2p、その他モノクロ。90p。タテ20.8・ヨコ14.8センチ。ソフトカバー(冊子状)。現在、絶版。

bt13-1.jpg(4478 byte) 美術手帖NO.13・特集「PARIS」
美術出版社/昭和24年4月発行
表紙角破れ有・古本シミ・日焼け

order number :C-1003
price : ¥2100
パリで学び、遊んだ画家たちの思い出や生活をまとめた「巴里特集号」。宮田重雄の「巴里のバクチ場」、田近憲三「巴里の古本あさり」、中村研一の「仏蘭西食味」、高野りう「巴里祭」、中山魏「ロルヌ街のアトリエ生活」、岡本太郎「スューランデバンダン」、福島繁太郎「巴里の競売の話」、高畠達四郎「楠目とベーラシェーズ」などなど。その他、巴里を写した写真に鈴木誠、岡鹿之助、猪熊弦一郎、佐藤敬、高野二三男、角浩、三雲祥之助がそれぞれ文章を寄せた「巴里画学生の一週間」も。パリに憧れ、そこで過ごした日本人画家たちの毎日が伝わってくるような特集号です。4pカラー、その他モノクロ。64p。タテ20.8・ヨコ14.8センチ。ソフトカバー(冊子状)。現在、絶版。

ぬいぐるみ カラーブックス・ぬいぐるみ
河原フミコ著
保育社/昭和50年重版
ビニールカバー付・Good

order number : k-442
SOLD OUT

保育社のカラーブックスの中の一冊。編みぐるみ、ぬいぐるみの作り方が約50種、製図・写真付きで載っています。ボテッとした昔懐かしい「ぬいぐるみ」と、カラフルな色使いの編みぐるみが、とってもかわいい(特にどうぶつ)。ちなみに、筆者の「河原フミコ」さんは、おなじ保育社カラーブックスの『イラストレータ』や『アイデアレター』でもお馴染みの河原淳の奥さまです。153p。文庫サイズ。現在版元品切れ。

万葉恋歌 万葉恋歌
清川妙、林静一・画
主婦の友社/昭和54年初版
ページ端1p折り目有

order number : E-930
SOLD OUT
日本で一番古い歌集『万葉集』。素朴で、だからこそみずみずしく、心に響く恋の想いと官能を詠いあげた歌が、清川さんの現代語解説で見事に蘇ります。「珠と珠とが触れあって、一瞬かすかな音をたてるような、そんな短い間、ちらと見たあなたなのに、もうけさは、あなたのおもかげが目にちらついて、見はてぬ恋に胸をこがしている私です(たまゆらに昨日の夕見しものを今日の明日に恋ふべきものか)」など、歌の背景・詠んだ人の想い・作者の来歴が、物語風に丁寧に解説してあります。林静一の描く万葉美人画も、古代の恋のささやきを盛り上げます(全てカラー)。102p。ハードカバー。タテ21.5・ヨコ15.2センチ。現在、絶版。

retaji-1.jpg(3900 byte) レタリング実技・ビジュアル・プロダクト
中田功
美術出版社/1966年重版
カバー折り目&痛み、裏見返し記名日付書込有

order number :C-1001
price : ¥1680
パソコンなんてなかった時代、デザインされた文字は、すべて手書きがあたりまえでした。本書は、そんな時代の味のあるフォントばかりが掲載された一冊。グラフィックペンで描く手書きのアルファベット、平筆や丸筆を使って描く美しいフォント、雑誌や書籍で使われる「装幀のレタリング」、パッケージに使用されるタイポグラフィ、建物の看板などを彩るデザイン活字……。ソウル・バスの手がけた映画のタイトルバックも掲載されています。デザイナー諸兄の参考になるよう、たっぷりのフォントが大きめに載っているのもうれしい。参考資料にぜひどうぞ。159p。タテ21.5・ヨコ15.3センチ。ハードカバー。現在、絶版。

sima-1.jpg(7641 byte) 保育社のカラーブックス・小住宅の間どり
本田勝實著
保育社/昭和54年発行
Good

order number : k-383
SOLD OUT
自分で間どりの設計をしてみよう!という趣旨で編まれたこの本。「狭い敷地に有効な間どり」「インテリアを考えた間どり」「合理的な生活の間どり」「変形敷地の個性的間どり」「かわった間どり」などなど、いろんな実例を挙げて、間どりについて知っておかなきゃならないことを丁寧に解説してます。実際に設計してみるだけでなく、(新聞広告などの)間どりを見るのが大好き! という方にも、ぜひどうぞ。もちろん家のカラー写真・カラー間どり付。151p。文庫サイズ。ソフトカバー。現在、絶版。

人相学入門 保育社のカラーブックス・人相学入門
八木喜三郎著
保育社/昭和45年発行
ビニールカバー付・Good

order number : k-505
price : ¥840
色んな有名人(渥美マリ、高倉健、浅丘ルリ子、渥美清など)の顔写真がいっぱい使われた「人相学」本。「人相学」の基本的なことを藤山寛実(笑いの表情を担当)などを起用して説明したり、同じ人がメガネをかけたときとかけていないときの「人相」を判断したりしています(こちらは、一般の女子中学生が担当)。でも「若いのにヒゲをはやすのは性的変質者ともいえる」とか、今考えると(当時でも?)とんでもない発言多数。笑って読んで下さい。153p。文庫サイズ。ソフトカバー。現在絶版。

akuses-1.jpg(4653 byte) 保育社のカラーブックス・アクセサリー-デザインと作り方-
竹久みち著
保育社/昭和42年発行
ビニールカバーヨレ有・Good

order number : k-421
price : ¥840
「この小冊子をハンドブックにして、あなたにぴったりのアクセサリーを作ってみてください」(はじめに)とありますが、そんな簡単に作れるわけがない、ゴージャスかつかなり本格的なアクセサリーの作り方とデザインを掲載した一冊。60年代風の厚化粧全開なモデルさんもじつにかわいらしい。ちなみに、筆者の竹久みちさんは、1982年、三越百貨店を舞台にしたニセ秘宝事件で、社長・岡田氏との関係でも話題になった「三越の女帝」その人。事件よりも15年前の一冊です。153p。文庫サイズ。現在絶版。

mise7011-1.jpg(4814 byte) ミセス
文化服装学院出版局/1970年11月号
少日焼け

order number : G-7011
SOLD OUT
お洒落で贅沢で上品な世界をこれでもかーと楽しめる70年代の『ミセス』。石井好子「西洋料理・味のエスプリ11・帆立て貝のグラタンとオムレツ」、「西洋菓子フロインドリーブのチーズケーキ」、小笠原豊「のし袋の折り方」、高峰秀子「入れ物12か月・本入れ」、「手作りのねまき」、「ツイードのニットスーツ」など。掲載してあるほとんどの服に製図がついているので(巻末にまとめて掲載)、ノーブルでモダンなファッションブックとしても使えます。なかにはチェックのもめんのエプロン(「11月のある日」)などサイズを小さくして女の子用に作ってもかわいらしいものも。清潔で迫力のある江島任のレイアウトデザインも魅力です。316p。タテ25.5・ヨコ20.5センチ。ソフトカバー。

mise718-1.jpg(4511 byte) ミセス
文化服装学院出版局/1971年8月号
少日焼け

order number : G-7008
SOLD OUT
お洒落で贅沢で上品な世界をこれでもかーと楽しめる70年代の『ミセス』。「パリの子ども服・白い花の咲く野原にて」、「手芸・海辺のバッグ」、牧羊子(開高健夫人)「大阪・夏祭りの味」、石井好子「西洋料理・味のエスプリ・キャッスル・プラハのチェコ料理」、本間三千代「ホームメードのお菓子・冷たいアントルメ」、伊丹十三「のぞきめがね・マッチ」、秦秀雄「きゅうす」、芹澤けい介「私の座辺・革いす」、高峰秀子「現代おむすび考」、ホルトハウス房子「主婦のガラス選び記」など、切り取って自分だけのスクラップブックを作りたくなるような記事が並びます。掲載してあるほとんどの服に製図がついているので(巻末にまとめて掲載)、ノーブルでモダンなファッションブックとしても使っても。清潔で迫力のある江島任のレイアウトデザインも魅力です。334p。タテ25.5・ヨコ20.5センチ。ソフトカバー。

fg601-1.jpg(5715 byte) 婦人画報・1960年1月号
婦人画報社/1960年1月
日焼け・背表紙下部トレ・表紙痛み有

order number :G-7032
SOLD OUT
マダム・マサコが表紙構成を手がけた時代の『婦人画報』。憧れのアパート暮らしをする昭和の若夫婦の部屋を写真で紹介した「若いアパートぐらし」、マダム・マサコのおしゃれエッセイ「新春」、平林たい子が話題の男性に会って記す男性論「悲劇のタフ・ガイ・武智鉄二」、土橋利彦が親しくしていた幸田玉(幸田文の令嬢)の結婚を寿いだ「三つ目の嬉しい日」、植草甚一の映画評「五つの銅貨」、室生犀星の小説「玉蟲」、柳原良平のイラストでおくるアガサ・クリスティ「10ポンドの冒険」などなど。最終ページにある「編集部のお客さま」には幸田文が登場。ファッションからインテリア、広告まで懐かしい昭和モダンをぜひどうぞ。328p。タテ25.7・ヨコ18.2センチ。ソフトカバー。

fg6012-1.jpg(5908 byte) 婦人画報・1960年12月号
婦人画報社/1960年12月
日焼け・背表紙トレ有・表紙少痛み

order number :G-7033
SOLD OUT
マダム・マサコが表紙構成を手がけた時代の『婦人画報』。特集は「手づくりのおくりもの」。小薗江圭子「フェルトの人形」、一ノ井貴久子「レースで作る贈りもの」、岡婦美「モビールのおくりもの」など、クリスマスにふさわしい手作りの贈り物を提案しています。その他、マダム・マサコのおしゃれエッセイ「黒ビロード」、亀倉雄策が各国のグッドデザインを紹介した「クリスマスのモビール」、井伏鱒二・河上徹太郎・藤原審爾の座談会「ほんものとにせもの」、森田たまの随筆「冬来たりなば」、アリス・モーランドのお料理ページ「食卓のまわり・七面鳥のスフレとミンスミートパイ」、植草甚一の映画評「人間の運命」などなど。最終ページにある「編集部のお客さま」には円地文子が登場。ファッションからインテリア、広告まで懐かしい昭和モダンをぜひどうぞ。302p。タテ25.7・ヨコ18.2センチ。ソフトカバー。

fg619-1.jpg(4743 byte) 婦人画報・1961年9月号
婦人画報社/1961年9月
少日焼け

order number :G-7034
SOLD OUT
佐野繁次郎の題字が踊る1960年代の『婦人画報』。作家の庄野潤三が作品でおなじみの自宅を写真付きで公開した「山の上の我が家のこと」(平面図・書斎・台所・茶の間・子ども部屋等)、篠原一男設計の「大きな家」(茅ヶ崎の家)、石津図謙介の「男のキモノ・私のきもの」、ジャクリーヌ・ケネディを支える秘書について書いた「ジャクリーヌを演出する三人の女性」、25歳の若きマエストロを取材した「虹をかける男・小澤征爾」、山口瞳のエッセイ「悲暑地のできごと」などなど。最終ページにある「編集部のお客さま」には円地文子が登場。ファッションからインテリア、広告まで懐かしい昭和モダンをぜひどうぞ。320p。タテ25.7・ヨコ18.2センチ。ソフトカバー。

fg604-1.jpg(6240 byte) 婦人画報・1960年4月
婦人画報社/昭和35年
少日焼け・背表紙裂有

order number :G-616
SOLD OUT
マダム・マサコが表紙を手がけた時代の『婦人画報』。特集は「結婚前の男性の生活と女性観」。「独身男性100人のアンケート」(お嫁さんにはどんなタイプが良い?、貯金はしていますか?など20項目)、「二十代サラリーマンの現実と希望」など。その他、亀倉雄策がおすすめする「くらしのデザイン・ベニーニのガラスびん」、宮城まり子のエッセイ「私は忘れ物名人」、植草甚一の映画コラム「勝手にしやがれ」、マダム・マサコのファッション・ページ「上もの」などなど。シックでモダンな昭和のおしゃれを楽しめる一冊。裏表紙はパピリオの広告。304p。タテ25.7・ヨコ18.2センチ。ソフトカバー。

out-1.jpg(5174 byte) アウトロウ半歴史
平野威馬雄
話の特集社/昭和53年初版
ページ折目有・カバー上部補修有

order number :E-1706
SOLD OUT
平野レミのお父様で、詩人でフランス翻訳家。なおかつ「お化けを守る会」(水木しげるや横尾忠則も参加)や、自分が混血児だったことから混血児を助ける「レミの会」の主宰者でもある平野威馬雄が、破天荒な過去のあれこれをまとめた一冊。金子光晴、高村光太郎、サトウハチローといった詩人との交遊録から、幼いころや終戦前後の話まで、いろんなことがぎっしりと書き留められています。『ユリイカ』『現代詩手帖』などに載った「金子光晴論」を読んだ当の本人・金子が「威馬さん、君には分かるかい?この本を読んでくれ。おれのことが書いてあるにはちがいないが、日本語になってないんで、よくわからないんだ」と溜め息をつくような語り口で云ったなんてエピソードもおもしろい。平野氏にまつわる写真がたくさん使われた斬新な装幀は横尾忠則のもの。353p。タテ18.5・ヨコ12.8センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

umii-1.jpg(5549 byte) 海いろの部屋
今江祥智・作/宇野亜喜良・挿絵表紙
理論社/1971年重刷
箱付・Good

order number :H-3027
SOLD OUT
「この本には青いろのにおいがするものがたくさんあつまりました」と筆者である今江さんが語る短編童話集。麻里ちゃんと雪のようにまっ白で、できたてのパンみたいにふかふかの熊のお話「熊ちゃん」、60歳になったばかりの魔法使いの女の子「プン」の物語…砂浜で集めた小さくてきれいな貝殻みたいな童話が、宇野亜喜良のおしゃれな装幀で楽しめます。挿絵・宇野亜喜良。182p。単行本サイズ。ハードカバー。現在、絶版。

tuji-1.jpg(5154 byte) 辻の華・くるわのおんなたち
上原栄子
中公文庫/昭和59年初版
少日焼け・ページ端少折目有

order number :A-5130
price : ¥745

タイトルにある「辻」とは沖縄の遊郭のこと。本書は、東京の吉原にあたる「辻」に四歳のときに売られ、そこで育ち旦那を持った著者が、独特の風習を持った「辻」のあれこれを事細かに綴った一冊。「辻遊郭」の運営にはすべて女性が携わり、どこの妓楼にも「女たちを支配する男性が一人もいなかった」こと。格楼は抱親(アンマー)と呼ばれる二〜五人くらいの芸娼妓「尾瀬」(ジュリ)を抱えた営業主の集まりによって経営されていること。「尾瀬」は「殿方」とお付き合いを始めてから四、五年で、そのなかの一人と落ち着き「詰尾瀬」(チミジュリ)となること。「辻」は沖縄の「殿方」にとって仕事の社交場もかねていたこと。大正、昭和、そして敗戦とめまぐるしく変わる沖縄と、著者自身の波乱の人生が重ね合わせて語られているのもおもしろい。辻遊郭の地図の収録も有。337p。文庫本サイズ。ソフトカバー。現在、絶版。

洋酒天国46
編集兼発行人・開高健
洋酒天国社/昭和35年5月発行
表紙薄く折り目有・ページ角薄くシミ有

order number :Y-40
price : ¥1575
柳原さんの作った立体的なアンクルトリスが表紙を飾る『洋天46号』。表紙裏の見返しにはトップレスの女性の写真と「この女性のことをもっとくわしくお知りになりたい方は11ページをおひらきください」のコピーが。11pには「AN INDIAN & A GIRL」(モノクロ5p)と題したその女性の写真(細江英公撮影)があります。その他、木山捷平、古谷綱武などにアンケートした「飲む口実」、都築道夫の「洋酒天国版世界名作全集」などなど。粋な大人の世界をグイッとぜひどうぞ。40p。写真・杉木直也。カット・柳原良平、板野進、中原収一。レイアウト・日下光子。冊子タイプ。タテ18.2・ヨコ13センチ。

gsn-1.jpg(4516 byte) 西洋人形館
内藤ルネ
1975年重版、サンリオ出版
古本シミ有

order number :H-3061
SOLD OUT

ルネさんが人形へのあふれる愛を注いで作った、手のひらサイズのミニブック。人形の写真に「海辺の西洋館」「友情よりも深い愛」といった詩がそれぞれ添えられています。「これらの人形の中でも特にベベ・ジュモウ社のもの(30頁ほか)は、大人か子供か分からない不思議な妖精のような顔をしていて、これが少女のための玩具だったとはとうてい信じられない深い魅力をあふれさせている(あとがき)」。人形たちの写真を眺めていると、幻想の館に迷い込んだような気持ちになります。47p。ハードカバー。タテ15.8・ヨコ10.5センチ。絶版。

夜会服 夜会服
三島由紀夫
集英社/1967年初版
函少スレ

order number : E-1681
SOLD OUT
三島由紀夫・著、宇野亜喜良・装幀という組み合わせがすてきな一冊。内容は『肉体の学校』と同じく、「夜会服」が必要な上流社会の人々の物語。熟れきって腐る寸前に漂う「美」と「倦怠」が、三島由紀夫の硬くキラキラとした鉱物のような文章で綴られます。天地(函の上と下)と背がうす紫色の函やグラシン紙がかけられたフランス装の造本など、いかにも宇野さんらしい、女心をくすぐる装幀。中の扉にも1p宇野さんの画(モノクロ)有。238p。単行本サイズ。現在は集英社文庫のみの流通で、この単行本バージョンは絶版。

sar-1.jpg(4141 byte) サラリー・ガール
戸塚文子
要書房/昭和28年再版
帯付・日焼け・古本シミ有

order number :E-1123
SOLD OUT
筆者の戸塚さんは女性として始めてJTBに入社し、女性の編集長が珍しい時代にJTB発行の雑誌『旅』の編集長をつとめたキャリア・ウーマンの草分けともいうべき人。その彼女が、オシャレ談義にエチケット、共かせぎについてや手ぬぐい礼讃などなど、働きながら感じた日常のちょっとした幸せや思いを、軽やかな口調で綴っています。
きらきらとした清涼感のあるカバーは串田孫一の装丁。茶色のカクカクっとした文字で「サラリ−・ガール」(この題名もすてき)となっているのも可愛らしい。ついでに、表紙を開いた扉にも、バラの花をディフォルメした図案が表紙と同じきれいな水色で描かれています。装丁(パッケージ)と内容が見事に一致した、持っていてうれしくなる幸福な一冊。221p。ハードカバー。単行本サイズ。現在、絶版。

mmr2-1.jpg(4865 byte) 森茉莉・ロマン2 恋人たちの森
森茉莉
新潮社/1982年発行
函角少痛み・帯付・Good

order number :E-1220
price : ¥1260
若い青年・巴羅(パウロ)と義童(ギドウ)の男同士の恋を描いた表題作「恋人たちの森」の他、「ボッチチェリの扉」「枯葉の寝床」「日曜日には僕は行かない」「濃灰色の魚」「曇つた硝子」「或殺人」「金色の蛇」「月の光の下で」の計9短篇を収録。森茉莉の耽美と夢幻の世界が楽しめるきらびやかな作品をぜひどうぞ。しっとりとした軟らかい紙の使われた造本も魅力。旧仮名遣い。解説・遠藤周作「泣くことマリアには勝てぬ」。283p。単行本サイズ。この「ロマンとエッセー」シリーズは現在絶版。定価1680円。

moth-1.jpg(5913 byte) マザー・グース その世界
平野敬一編
すばる書房/1976年初版
カバー日焼・カバー背3センチ程破れ有・一箇所ページワレ有

order number :H-3000
price : ¥1050

綺羅星のごとき面々が参加したマザー・グース本。白石かずこが湯村輝彦と、矢川澄子が佐々木マキと、谷川俊太郎が安野光雅と行った詩人とイラストレーターの共演「マザー・グースアンソロジー」」、堀内誠一の「マザーグースへの海峡横断」、平野敬一の「マザー・グースあれこれ」、瀬田貞二「マザー・グース絵本そのほか」など。また高橋康也・谷川俊太郎・長谷川四郎・林光による座談会「ノンセンスの復権 マザーグースと現代詩」も。エスプリたっぷりの一冊です。123p。タテ20.7・ヨコ18。4センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

so635-1.jpg(5225 byte) 装苑
1963年7月号
文化服装学院出版局/1963年7月発行
付録欠・Good

order number :H-302SOLD OUT
1960年代の『装苑』。藍染の布をおしゃれに仕立てる「藍染め」、シンプルで作りやすいドレスを載せた「ワンタッチドレス」、ドット模様で作ったワンピースばかりを載せた「水玉コレクション」などなど、60年代前半の『装苑』ならではのカチッとしたファッション・紙面が楽しめます。その他、手芸ページとして「夏の糸で編んだ帽子とバック」「7月の刺繍」(スイレン・海の草・水草・海の森・水の花)もあります。また、この時期の表紙デザインは河野鷹思氏が担当。あの時代のファッションを存分に満喫できる一冊。製図は付録の方についているので、当時の服を楽しむ参考図書として、ぜひどうぞ。238p。タテ25.8・ヨコ18.4センチ。ソフトカバー。

des110-1.jpg(6876 byte) デザイン
美術出版社/1968年6月号
Good

order number :C-386
price : ¥2100
福田繁雄の作品(ポスター、絵本、テレビCM、ペーパー・アニメーション等)を特集した「福田繁雄の人と作品」、スティグ・リンドベルイなどの作品を載せた「スウェーデン・デザインの新世代」、ナカシマ・チェアなどで知られる木製家具作家・ジョージ・ナカシマを取り上げた「木匠・ジョージ・ナカシマ」、剣持勇がジョージ・ナカシマと行った対談「対談・わたしは木から始める、ジョージ・ナカシマ・剣持勇」などなど、読みごたえのある1968年の雑誌『デザイン』。柳原良平が自分のことについて書いた「デザイナー三面鏡・職業欄記入項目」なんてページも有。連載は、「近代デザイン教育の先駆バウハウス・理想と現実5、デザイン教育における画家の役割」など。横尾忠則の迫力ある表紙も○です。100p。タテ22.5・ヨコ29.5センチ。

kuroi-1.jpg(3141 byte) 黒い裾
幸田文
中央公論社/昭和31年重版
函背日焼け・その他Good

order number : E-5099
SOLD OUT

旧幕府のお坊主衆を組む家柄・幸田家流の教養と躾を父・幸田露伴から受けた幸田文の豊かな教養と芯のある文章を味わえる珠玉の短篇小説集。表題作の「黒い裾」は、親戚の葬式の度に会う主人公・千代と劫(こう)の思いを、葬式の微妙な空気とともに描き出した作品。途中、千代が結婚して苦しい生活をする場面などは、文さん自身の結婚生活を彷彿とさせます。各短篇の題名が載せられた函表、本体表紙に勲章のように型押しされたタイトルなど、造本・装幀もすてき(印刷は精興社)。文章読売文学賞受賞作。旧仮名遣い。203p。ハードカバー。単行本サイズ。現在、この単行本版は絶版。

sm13-1.jpg(6294 byte) sumus 13・まるごと一冊晶文社特集・付録・晶文社図書目録1973.5
2010年2月/編集人・林哲夫、発行人・山本善行
発行所・スムース、発売元・みずのわ出版

order number :m-20
price : ¥1500
待ちに待った六年弱ぶりの「sumus13号」。特集は、古本界でも人気の高い晶文社本。書物を取り巻く世界が大きく変わったここ数年。「こんな大変なときこそ小野二郎と中村勝哉というゴールデンコンビの築いた晶文社の50年にわたる出版活動を振り返ることが大きな意味を持つのではないでしょうか(同人一同)」と「晶文社略年譜」、山本善行「晶文社の本について」、福島修「中村勝哉『創業のころ』を読む」、岡崎武志「島崎勉さんと晶文社の日々」、田中美穂「古本屋の歌ううた」、有馬卓也「棚をすべて晶文社の刊行物でうめてみたい」、寺井昌輝「ただただ読む事に熱狂した時期」、荻原魚雷「となりあわせの本・中川六平さんと晶文社の本」、扉野良人「クンパルシータの中川六平さん」、林哲夫「平野甲賀・装幀の本」、「晶文社営業部と中村勝哉社長 島田孝久さんインタビュー」(聞き手=南陀楼綾繁+高橋千代+目春典子)、南陀楼綾繁「晶文社の広告」、高橋千代「スクラップ通信のこと」などを収録。アンケート「あなたの好きな、思い出に残る晶文社の本を教えて下さい」や「晶文社図書目録1973.5」もあってうれしい。永久保存版です。52p。これまでの号とサイズの違うタテ18.5・ヨコ11センチの新書版。ソフトカバー。
※こちらは新刊書籍です。

dono-1.jpg(4615 byte) ドノゴトンカ・創刊前夜号
編集・扉野良人 /書容設計・羽良多平吉 / 発行人・井上迅

発行所・りいぶる・ふとん

order number :m-25
price : ¥1000
ダダイストで思想家であった辻潤が遺した書を中心に構成された『ドノゴトンカ』創刊前夜号。山本精一・細馬宏通「反重力の書法」、久保田一「辻潤の遺墨書画について」、荻原魚雷「辻潤と吉行淳之介」、細馬宏通「×と○」、野口良平「ゼロへの憧れ『大菩薩峠』を読む辻潤」、大月健「居候論 辻まことからみた父親辻潤」、「辻潤年譜」など、辻潤が持つ多面な魅力に迫る記事が並びます。その他、内堀弘による書評「季村敏夫『山上の蜘蛛 神戸モダニズムと海港都市ノート』」、季村敏夫による書評「内堀弘『ボン書店の幻 モダニズム出版社の光と影』」も。読み応えのある内容はもちろん、タテ25.7・ヨコ18.2センチの大きめの紙面に映える美しいビジュアルも魅力的です。54p。ソフトカバー(中綴じ)。
※こちらは新刊書籍です。

mise693-1.jpg(4232 byte) ミセス
文化服装学院出版局/1969年3月号
少日焼け・背表紙角傷み

order number : G-3008
SOLD OUT
お洒落で贅沢で上品な世界をこれでもかーと楽しめる60年代の『ミセス』。植草甚一「男の姿・休日」、「パリの子ども服・よいニット」、渋澤龍彦「環境のイメージ3・豪華な白」、長新太「生気はつらつ子ども部屋」、剣持勇「子ども部屋の家具」、石井好子「わたしの目、耳、口3・パンの話」、辻まこと「笑いの日時計3・無法者のはなし」、澤野昌男「3月の料理・弥生田楽」、安藤鶴夫「でんがく」など。清潔で迫力のある江島任のレイアウトデザインも魅力です。巻末に掲載服の製図付。194p。タテ25.5・ヨコ20.5センチ。ソフトカバー。

暮しの手帖85号 暮しの手帖 85号
暮しの手帖社・1966年 summer
日焼け・少古本シミ有

order number : K1-85
price : ¥1050

かわいらしいパンの表紙の暮しの手帖85号。「旅に明け歌に暮れて」(石井好子さんのパリ時代を綴ったエッセイ)、「ほそながいアルミの話」(アルミの角材を使って本棚・部屋の仕切りなどなどを作ろう、のススメ)、「白い服はキャンバス アクセサリは絵具」(白い服のススメ)、「つめたいココア」(作り方)、「ハンカチで作るお人形の服」(作り方・かわいらしい)などなど。表紙;花森安治、装画 ; 花森安治。
その他の号を見る

nuiam-1.jpg(1933 byte) ホームレディ手芸ブックス2・ぬいぐるみあみぐるみ
人形・動物・のりもの
山田書院/発行年不明
実物大型紙付・カバー欠

order number :S-207
SOLD OUT
和田絢子、曽根睦子、辻村ジュサブロー、村山美沙子などなどがデザインした人形が載っている『ホームレディ手芸ブックス』中の一冊。ポップなサルの人形、あみぐるみで作られたネズミなどなど、懐かしくてかわいい人形がたっぷり。巻末にはきちんと「ぬいぐるみ・あみぐるみの基礎」を紹介したページも有。巻末には型紙もきちんとついています。全112p。タテ26・ヨコ26.5センチ(大きいサイズです)。ハードカバー。現在、絶版。

ol9193-1.jpg(6924 byte) オリーブNO.213
平凡出版/1991年9月3日号
表紙少古本シミ有・ページ角折り目有

order number :G-395
price :¥945
雑誌『オリーブ』の第213号。特集は「いま目が離せないものは、みんなかわいい悪趣味(エスプリ)だ!」「座談会・身のまわりには、ヘンだけど、かわいいものがいっぱい!」(大森l佑子・鈴木汀・近田まりこなど)、「作品も生き方も目が離せないアーチスト!」(ピエールとジル、テイ・トウワのいたディーライトなど)、「ブック・美しいソビエトの絵本」「インタビュー、小泉今日子・若花田・高花田・御茶漬海苔」などなど。こだわりの小物やファッションの薀蓄に加え、本の紹介なども充実していて、おしゃれなだけじゃない『オリーブ』紙面が楽しめます。122p。ソフトカバー。

odori-1.jpg(4941 byte) 踊り候え
鴨居玲
風来舎/1990年重版
小口古本シミ有

order number :C-1000
SOLD OUT
下着デザイナー鴨居羊子の弟であり画家であった鴨居玲の随筆集。放浪したスペイン、南米のこと、父と母のこと、大切にしているもの、死に憧れる気持ち(彼の最期は自死でした)、絵を描くということについて……。厭世的で破滅的な自らの性質に苦しみ、しかしその暗さを最大の原動力として絵を書き続けた画家の世界に触れることができる一冊。姉・羊子と幼い頃に住んだ金沢について語った「私と金沢」、舟越保武による「鴨居さん、惜別」、鴨居羊子による「弟・鴨居玲のこと」も収録。スケッチも収められています。230p。タテ18・ヨコ11.7センチ。ハードカバー。現在、絶版。

ストロベリーフィールズ
萩尾望都
新書館/1976年初版
Good

order number :ff-18
price : ¥2625
「ドドおばさんがやってくる」(カラー短編イラスト)、「湖畔にて」(二色刷りイラスト)、「対談・時に閉じこめられた輪舞」(荻尾望都と伊東杏里の対談)、「黄昏のなかの銀の髪」(スケッチ帖)、「月の夜、牧神は笛を吹く」(エッセイ)、「アルバム・はるかなる日々」(小さい頃からの写真)などが収められた、丸ごと一冊萩尾望都なフォア・レディー・シリーズの中の一冊。彼女の生の声が詰まっています。もちろんイラストはカラーも含め豊富。

gea-1.jpg(7242 byte) 月刊絵本・特集・アリスの国へ
高橋康也・種村季弘ほか
すばる書房/昭和51年7月
日焼け・裏表紙から12pページ下部1センチ程破れ有(主に広告・読者ページ・編集後記

order number :H-2063
SOLD OUT
「月刊・絵本」のなんとも豪華なアリス特集号! 鈴木康司、アーサ・ラッカム、金子國義、沢渡朔、宇野亜喜良、上野紀子の手によるアリスが載せられた巻頭口絵(カラー4p、モノクロ6p)からはじまり、高橋康也と種村季弘による対談「アリスの国へのアプローチ」、矢川澄子「これからのアリス」、なかえよしを「アリスにかかわりたい」、草森紳一「今日のジャム」と続きます。またアリスの作者キャロルについての「ルイス・キャロル・ノート‐生いたち・アリスとの出会い・詩、写真のこと」、世界各国のアリスを比較した「アリス・ワンダーランド‐訳文比較・アリスあれこれ・私のアリスなど」も有。永遠の少女であり、不思議の国の案内人でもある「アリス」の秘密に迫るために、大人にこそ紐解いて欲しいアリス読本です。68p。タテ20.9・ヨコ14.6センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

おもいでの中原淳一画集 おもいでの中原淳一画集
芦屋邦子・編
講談社/昭和59年重刷
Good

order number :H-3022
SOLD OUT

中原淳一の奥さま、葦原邦子さんが編んだ中原淳一画集。『ひまわり』や『それいゆ』の表紙と挿絵、「啄木かるた」等に描かれた少女たち・・・。大きな目でピンク色に頬を染める淳一の少女たちが、どのページにもたっぷりと掲載されています。水色ストライプの着物や真っ赤な半衿、前髪を額の真ん中で切りそろえたボブなど、ファッションやヘアスタイルも相変わらず、すてき。タテ21.5・ヨコ19.5センチ。カラー33p、オレンジと黒の二色刷り37p。ハードカバー。現在、絶版。

お母さんが読んで聞かせるお話A
富本一枝・藤城清治
暮しの手帖社/昭和48年重版
ビニールカバー欠・前見返し薄くシミ有・ページツカレ有

order number :H-2097
price : ¥2200
『暮しの手帖』の人気コーナー、藤城清治さんの影絵話を集めた『お母さんが読んで聞かせるお話A』。美しいモノクロ影絵で「魔法の指輪」「1枚の銀貨」「笛吹きトム」「おさるの顔はなぜ赤い」「魔法のまんじゅう」「森の妖精にもらったバラの花」などなど、読みつがれるべき名作が並んでいます。本を開くと『暮しの手帖』の影絵話が楽しみだったあの頃がふわ〜とよみがえってくる、なんとも懐かしい一冊。あとがき・花森安治。装幀・花森安治。タテ26.4・ヨコ19センチ。タテ26.2・ヨコ18.3センチ。ハードカバー。現在、絶版。

sai708-1.jpg(8836 byte) SAISON de non・no・特集ヨーロッパ旅行の本
集英社/1975年8月号
ツカレ有・日焼け・古本シミ有

order number :G-1570
price : ¥1.575
内容が濃くて、ビジュアルも可愛い70年代の『セゾン・ド・ノンノ』。本号は、若い女の子のヨーロッパ旅行を徹底ガイドした「ヨーロッパ旅行の本」。ベルギーの小さな町ブルージュへの旅行(運河物語・名所ガイド・フランドル料理)、エーゲ海豪船の旅(エーゲ海島めぐり・ロードス/サントリーニ/デロス/ミコノス)、ヨーロッパ汽車の旅(ミストラル特急に乗って)、リヨン味の巡礼(グルメなら必ず行くフランスの味どころ)、緑深きイギリスの田舎へ(バースで見たかわいい看板たち)、スペインの幻想と詩情(バレンシア、印象派の画家たちが愛した港町)、2泊3日のパリ(クリニャンクールの蚤の市・ひとり歩き)などなど。各国のかわいいお土産品や切符、おいしそうな食事、地図などがたっぷりで、読んでいるだけで旅した気分に浸れます。214p。タテ29.6・23センチ。

letter-1.jpg(9140 byte) 三島由紀夫レター教室
三島由紀夫
新潮社/昭和43年初版
Good

order number :E-4980
SOLD OUT
「このレター教室はすこし風変りな形式をとります。五人の登場人物がかわるがわる書く手紙をお目にかけ、それがそのまま、文例ともなり、お手本ともなる、というぐあいにしたいと思います」という言葉から始まる、ユーモアーとエスプリがてんこ盛りになった実におしゃれな三島風レター指南書。「古風なラブレター」「肉体的な愛の申し込み」「同性への愛の告白」「裏切られた女の激怒の手紙」「作者から読者への手紙」など、登場人物の思惑がちらちらと見え隠れする手紙には、「他人は決して他人に深い関心を持ちえない、もし持ち得るとすれば自分の利害にからんだ時だけだ」という作者のちょっぴり意地悪な視線も加わり、ひねりの効いた小説としてもおもしろい。普通の単行本より一回り小さいサイズ、全ページにも入っている便箋の飾り風イラストなど、モノとしての魅力も兼ね備えた一冊です。199p。タテ18・ヨコ12センチ。ハードカバー。現在、単行本は絶版、ちくま文庫で入手可。

heya15-1.jpg(8805 byte) 私の部屋no.15(秋の号)
婦人生活社/1974年10月
Good
order number :WH-15
price : ¥1785
「この秋お嫁さんになる私」という特集のもと、大橋歩の「お嫁さんになるということ」というイラストエッセイなどを掲載。晴の日までに用意する家具、家電、台所アイテムなどを夢いっぱいに取り上げています。そのほか箱根の山奥で野草園を経営する男性を取り上げた「私の生活・野草を愛する仙人暮らし」、昔ながらの街並みが残る場所を訪ねた本間真佐夫の旅ページ「姫新線」、レースや古い外国のラベルなどを紹介した「古いものに愛をこめて」、水野正夫「伝えたい日本の美しいもの・膳」、熊井明子の連載「秋のポプリ」、東君平の連載「にゃんこおじさんおもしろばなし」、内藤ルネが自らコレクションする人形について書いた「薔薇色博物館・追憶のセルロイド人形」などなど。176p。タテ28.7・ヨコ21センチ。ソフトカバー。現在絶版。

こころのやさしいかいじゅうくん こころのやさしいかいじゅうくん
マックス・ベルジュイス・さく、くすだえりこ・訳
ほるぷ社/1990年重版
Good・カバー有

order number :H-929
SOLD OUT
オランダの生まれで、グラフィックデザイナーとしても活躍、児童書の分野でも、オランダ金の石筆賞、アメリカン・グラフィック賞などを受賞したマックス・ベルジュイスによる作品。世界の果ての小さな国に、ある日突然やってきた「かいじゅう」くん。かいじゅうくんを捕まえた人々は、かんがえにかんがえて、かいじゅうくんに色んなことをさせようとします。でも、自由でいたいかいじゅうくんは・・・最後に、ハッピー・エンドになるところもうれしい。グラフィカルな絵が、際立っています。世界12カ国で翻訳された人気作。32p。タテ29・ヨコ22センチ。ハードカバー。現在、絶版。

nusu-1.jpg(6262 byte) ぬすまれたかいじゅうくん
マックス・ベルジュイス・さく、くすだえりこ・訳
ほるぷ社/1990年重刷
Good・カバー有

order number :H-2010
SOLD OUT
作者マックス・フェルタイスは、オランダの生まれで、グラフィックデザイナーとしても活躍、児童書の分野でも、オランダ金の石筆賞、アメリカン・グラフィック賞などを受賞した作家さん。本書は、その彼が、文と絵の両方を手がけた作品。世界の果ての小さな国に、ある日突然やってきて街の人と仲良く暮している「かいじゅうくん」。その「かいじゅうくん」を盗賊たちが盗もうとして・・・。ベリジュイス氏のグラフィカルな絵が楽しい絵本です。32p。タテ29・ヨコ22センチ。ハードカバー。現在、絶版。

装苑付録・裁ち方縫い方便利帖
文化出版局/1972年6月号
日焼け

order number :B-34
price : ¥1800
袖、衿、バックポイント、ボディ、スカート、パンタロンとパーツごとに縫い方を説明した『装苑』付録。袖だけでも、ノースリーブ、フレアスリーブ、シャツスリーブと38種類を掲載。『キャンディキャンディ』の女の子が着てそうなパフスリーブもあります。洋裁の参考にするのはもちろん、あの時代ならではの70年代の少女漫画っぽいファッションを眺めるだけでも楽しい。巻頭7pのみカラ、その他はモノクロ。138p。ソフトカバー。タテ21・ヨコ18センチ。

ht258-1.jpg(4977 byte) 花椿1971年12月号・NO.258
資生堂出版部/1971年
少日焼け

order number :H-3079
SOLD OUT
「ひとりよがりのクリスマス」というタイトルが付けられた1971年の『花椿』。江島任、石岡瑛子など6名がクリスマスをテーマとして制作した作品を掲載しているほか、金井美恵子のエッセイ「テンサイは忘れた頃にやって来る」、いちばんの悩みは?という質問にいかりや長介、小沢昭一、都筑道夫、渡辺武信らが答えたページ、塩野七生のエッセイ「イタリアからの手紙」、渋澤龍彦の連載最終回「女のエピソード・ヴィーナス」など。長新太、河野鷹思、中條正義、加納光於などイラスト・装画も豪華。30p。タテ25.8・ヨコ18センチ。ソフトカバー。冊子状。

fukuso739-1.jpg(5514 byte) 服装・1973年9月号
婦人生活社/昭和48年
少日焼け

order number :G-615
SOLD OUT
『私の部屋』の前身である、ファッション&洋裁雑誌『服装』1973年9月号。「女学生ルック・英国風」「カーディガンの復活」「歩のアツアツ料理くいしんぼう歩き」(大橋歩)、「世界の民族衣装」(田中千代)、「“市”にはその土地の顔があります」「FROM PARIS'NEWS」などなど10代後半から20代の女の子に向けた楽しい特集が並びます。もちろん洋裁雑誌でもあるので巻末には掲載服の製図付。なかには原宿ミルクやコム・デ・ギャルソンのものも有。表紙イラスト・矢吹申彦。328p。タテ25.5・ヨコ21センチ。ソフトカバー。

teamiaka-1.jpg(6130 byte) 手あみ・赤ちゃんのあみもの
日本ヴォーグ社/昭和46年発行
表紙角細く薄シミ有

order number :S-9040
price : ¥1260
生まれたてから20ヶ月の「赤ちゃん」にぴったりの編み物作品ばかりを掲載した昭和の手芸本。おむつがえしやすそうな脱がせやすく暖かいズボンとカーディガン、冬のあかちゃんにたいそう便利なたっぷりとしたおくるみ、ちいさな女の子に着せてみたいおしゃれなワンピース、耳つきのフードがついたとてもかわいらしい真っ赤なコートなどなど全部で118作品が掲載されています。帽子、手袋、靴下など「よろこばれる小さなおくりもの」も載っています。カラー22p、全198p。タテ25.7・ヨコ18センチ。ソフトカバー。

ak48-1.jpg(6723 byte) あまカラNO.48
甘辛社/1955月8月
日焼け

order number :ak-48
SOLD OUT

大阪で刊行されていたスマートな食べ物冊子『あまカラ』。大岡昇平「巴里の酢豆腐」、村井米子「『食道楽』のことども」、福島繁太郎「源兵衛のせんべい」などおいしそーな随筆がぎっちりつまっています。大久保恒次氏の装幀(表紙と裏表紙で一枚の絵になります)もすてき。52p。タテ12.6・ヨコ18.5センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

ak53-1.jpg(4804 byte) あまカラNO.53
甘辛社/1956月1月
日焼け・表紙少ハゲ有

order number :ak-53
SOLD OUT

大阪で刊行されていたスマートな食べ物冊子『あまカラ』。田宮虎彦「舌もとろける美味」、小泉信三「わが食物」、長谷川春子「たのしい食べ物」、古川緑波「ロッパ食談(33)」、奥野信太郎「天下第一泉」、草野心平「牛の舌」、戸塚文子「けとばし」など、豪華なメンバーによる極上の食随筆がずらり。大久保恒次氏の装幀(表紙と裏表紙で一枚の絵になります)もすてき。55p。タテ12.6・ヨコ18.5センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

ak192-1.jpg(2814 byte) あまカラNO.192
甘辛社/1967月8月
日焼け・裏表紙インクうつり有

order number :ak-192
SOLD OUT

大阪で刊行されていたスマートな食べ物冊子『あまカラ』。今東光「いささか洋酒について」、佐多稲子「私の愛好品・茶碗と湯のみ」、河野多恵子「遠い味」、戸塚文子「島の味」などなど。大久保恒次氏の装幀(表紙と裏表紙で一枚の絵になります)もすてき。71p。タテ12.6・ヨコ18.5センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

ak197-1.jpg(3366 byte) あまカラNO.197
甘辛社/1968月1月
日焼け・表紙少傷角折り目跡有

order number :ak-197
price : ¥840

大阪で刊行されていたスマートな食べ物冊子『あまカラ』。子母澤寛「どぜう」、今東光「仏どぜう」、戸塚文子「海のカキ」、津村秀雄「薩南の地を訪う」、小島政二郎「食ひしん坊190」などなど。大久保恒次氏の装幀(表紙と裏表紙で一枚の絵になります)もすてき。71p。タテ12.6・ヨコ18.5センチ。ソフトカバー。現在、絶版。
他の号を見る

kagibariamis-1.jpg(7431 byte) かぎ針あみ・主婦の友手芸ブック8
セーターと小物・基礎と模様あみ
小原和歌・著
主婦の友社/昭和43年重版
Good

order number :S-405
price : ¥1575
短い針で、きゅっきゅっと編む「かぎ針あみ」。本書のそのかぎ針あみの編み方と作品を掲載したもの。こまあみのクッション、こまあみと長あみプルオーバー、松あみのハンドバッグ、アフガン編の編込み模様のクッション、玉あみのカラーとカフス、変わり波形あみのマフラー、麻の葉あみの肩かけ、こまあみの室内履きなどなど56点の作品と、かぎ針あみ・アフガンあみの模様編み52点が収録されています。編目を眺めながら「この編み方でこんなものを作ってみたらどうかな」。そう考えるだけでも楽しい一冊です。112p。タテ18・ヨコ25.5センチ。ソフトカバー。絶版。<

sisyumo-1.jpg(7030 byte) 刺しゅう・NHK婦人百科選書2
森山多喜子
日本放送出版協会/昭和44年発行
実物大図案型紙欠(45作品中7作品の図案を掲載)・表紙角シミ有

order number :S-3103
price : ¥1890
ヴィヴィッドな色使いとキュートな図案が特徴的な森山多喜子さんの刺しゅう本。蔓草模様のバラ、アルファベットのイニシャル、スモッキングをたっぷりとほどこしたエプロン、織物のような区限刺しのミニバッグ、既製品のセーターにふっくらと刺す毛糸の刺しゅうなどなど、応用がききそうな図案が多いのもうれしい。表紙・構成を手がけているのは初山滋のご子息でもある初山斗作。作品掲載ページ50pのうち24pカラー、その他モノクロ。全120p。タテ25.8・ヨコ18センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

mcivy-1.jpg(6420 byte) 別冊MEM'S CLUB・アイビー・part1ブランド・カタログ
婦人画報社/昭和57年重版
背表紙下部裂け有

order number :G-614
price : ¥1.050
アイビーが流行った頃に出された「ブランド・カタログ」。「アイビー・ワードローブ」(ブレザー、サマー・ジャケット、スウィング・トップ、スポーツ・ジャケット、アウター)、「アイビー・リーガー、スナップ集」(寸評・くろすとしゆき)、「アイビーリーガー今昔物語」(小久保彰)、「トラッドのメカニズム徹底研究」など、アイビーに関する情報がぎっしり。大橋歩、穂積和夫、小林泰彦などのイラストが添えられた「回想の'60年代アイビーとその周辺」等々、男子らしく、うんちくや読み物も大充実です。199p。タテ28.7・ヨコ21.2センチ。ソフトカバー。絶版。

kbb-1.jpg(4808 byte) かぎ針あみ・ベビーの編物(1ヶ月〜24ヶ月)
日本ヴォーグ社/昭和53年発行
Good

order number :S-359
price : ¥1260
生れたてのぷくんと柔らかそうな赤ちゃんから、おすわりができるようになって、よちよち歩きを始めた赤ちゃん、そしてやんちゃに遊びまわるようになった赤ちゃんまで、いろんなベビーの可愛い編物がたっぷり取り上げられている一冊。ちいさいちいさい手袋、太糸で一時間ちょっとで編み上げられるというキャップ、底がフェルトのベビーシューズ、柔らかい毛糸で編んだのおくるみ、時代を反映したフード付きのマントなんてのもあります。ベビーだけにちっちゃいし、すぐできそう。いまの綺麗すぎる赤ちゃんモデルではなく、「本物のかわいい赤ちゃん」っぽい写真も眺めてるだけで、顔がほころびます。80p。タテ18・ヨコ12.3センチ。ソフトカバー。

bunmi-1.jpg(7548 byte) 文房具の魅力・別冊暮しの設計
中央公論社/昭和60年発行
Good

order number :G-515
price : ¥1575
ぎっしりつまった文房具の写真と、文房具好きの著名人の文章がこれでもかと詰めこまれた『文房具の魅力』。原稿書きのために三菱ユニの4Bの鉛筆を毎朝40本削って揃えておく宇野千代、良い万年筆を探すうちに500本余の万年筆が集まってしまったという俳人・楠本憲吉、自分で考案した情報カード整理法を公開する河原淳、推理作家・都筑道夫の文房具を紹介したページなどなどが掲載されています(その他、新井素子、中沢新一、勝呂弘、今田美奈子、紀田順一郎、藤子不二雄など)。鉛筆、シャーペン、万年筆、原稿用紙(各社の特徴など)、ノート、画材等々、文房具のカタログもたっぷりで圧巻。巻末には、伊東屋会長が披露する、明治・大正のポチ袋もあって、すてき。文房具好きにおすすめです。102p。タテ25.8・ヨコ18センチ。ソフトカバー。当時、1900円。現在、絶版。

youten-1.jpg(4981 byte) アンソロジー洋酒天国2
傑作エッセイ・コントの巻
開高健・監修
サントリー博物館文庫9/1984年重刷
帯付・Good

order number : E-1625
SOLD OUT
若き日の開高健が編集長を勤め、山口瞳、柳原良平の諸氏が参加したことでも有名なご存知『洋酒天国』のアンソロジー第二段!! 『洋酒天国』に掲載されたエッセイ(「呑気話」吉田健一、「判断」星新一、「サイダー談義」獅子文六、「酒のシンボル」犬養道子、「東欧酒景」阿部公房、「サントリー禍」壇一雄、「海・酒・魚」北杜夫、「ヨーロッパ退屈日記(妙)」伊丹十三、「ダンセニー卿の『酒壜天国』」稲垣足穂、「天国と地獄」淀川長治、「数奇酒記」吉行淳之介)に加え、「洋天ジョークス」などのコントを収録。豪華なメンバーがうれしくて、お酒に酔ったみたいにニヤニヤしちゃいます。『洋天』の歴代表紙が、裏表紙と袖にカラーで掲載されているのも○。219p。単行本サイズ。ソフトカバー。現在版元品切れ。

八十日間世界一周 マイケル・トッドの豪華ショー・八十日間世界一周
ジュール・ヴェルヌ原作/アート・コーン編集/虫明亜呂無・訳
CHARLES E. TUTTLE COMPANY,RANDOM HOUSE/1957年
表紙端少スレ

order number :F-39
price : ¥1260
ジュール・ヴェルヌ原作の映画『八十日間世界一周』の解説本。「プロローグ解説」「あらすじ」「デヴィッド・ニーヴェン(フィリアス・フォッグ氏)」「カメオ・スターのひとびと(出演者紹介)」などなど。「総天然色」と銘打たれた映画の一シーンを掲載したカラー頁とその他のモノクロ頁が、2対3くらいの割合で入っている、映画のパンフレットっぽい内容です。訳をスポーツライターなどでも知られる虫明亜呂無が手がけているのも面白い。ハードカバーの装幀や昔っぽいフォントも○。43P。ハードカバー。絶版。タテ21センチ・ヨコ15.3センチ。絶版。

wz727-1.jpg(4861 byte) 若い女性1972年7月号
大日本雄弁会講談社/1972年7月号
付録欠・少日焼け

order number :G-449
price : ¥1680
20代の女性をターゲットにした1970年前半の洋裁ファッション雑誌『若い女性』。パフスリーブのキュートなブラウス、洋裁初心者に作り方を分かりやすく解説したボックスタイプのプリーツスカート、ゆったりとした格好いいワイドパンツなど、女の子のかわいらしさがぎゅうっと詰まった洋服がたくさん載っています。また「川端文学にみる美しき性」、麻生れい子「私はなぜ女を愛するようになってしまったか」、「特集ひとりで生きる人生論」といった読み物ページも充実。巻末には掲載服のうち既成服以外の製図(60余り)を掲載。256p。タテ26・ヨコ21センチ。

jsb3-1.jpg(5067 byte) マリアンネ・ジュニア世界の文学3
ゲルトルート・ホイザーマン作、大島かおり訳
学習研究社
1970年初版
函少スレ・角少オレ跡有・その他Good

order number :H-3072
price : ¥1575
矢吹申彦のケース・イラスト、山口(松本)はるみのブック・デザインという豪華なタッグでおくるジュニア世界の文学。本書はスイスの女流作家グルトルート・ホイザーマンによる作品。舞台は第二次世界大戦以前。スイスの農村に住むマリアンネという名の17歳の少女の日々が叙情性ゆたかな描写で紡がれています。タイトル文字が箔押しされたパキッとしたブルーの柔らかな本体表紙もすてき。山口はるみデザインによる栞付。260p。タテ18・ヨコ14.8センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

jsb4-1.jpg(5319 byte) 長かった週末・ジュニア世界の文学4
ホーナー・アラソンデル作、掛川恭子訳
学習研究社
1970年初版
函少スレ・角少オレ跡有・少シミ有

order number :H-3073
price : ¥1575
矢吹申彦のケース・イラスト、山口(松本)はるみのブック・デザインという豪華なタッグでおくるジュニア世界の文学。16歳で子どもを妊娠し、未婚のまま産むことを決めた少女アイリーン。相手となった恋人との関係、女同士である実の母親との葛藤、子育てに立ちはだかる壁。日本の少女文学にはないテーマが、1970年以前に描かれているのにも驚きます。イギリスの作品。タイトル文字が箔押しされたパキッとしたブルーの柔らかな本体表紙もすてき。山口はるみデザインによる栞付。260p。タテ18・ヨコ14.8センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

kasi-1.jpg(6133 byte) 流行のカシミロン手芸
日本ヴォーグ社/昭和41年発行
裏表紙記名有・その他Good

order number :S-9039
price : ¥1890
「カシミロン」とはカシミアに似た風合いをもつアクリル繊維のこと。本書はそのカシミロンの毛糸で編んだ作品ばかりを載せた一冊(ですが、もちろん他の毛糸でもきちんと編めます)。ざっくりと編んだ可愛らしいもこもこバッグ(毛糸のくるみボタン付)、モチーフ編をつなげたカラフルなクッション、縄編でカッチリと編んだクラシカルな毛糸の靴下、細編と長編を組み合わせて編むマフラーなどなどが並んでいます。くるんとまあるいマッシュルームカットにバシバシのツケ睫毛といった、いかにも60年代らしいモデルさんもかわいらしい。カラー23p、全110p。タテ25.7・ヨコ18センチ。ソフトカバー。

kuro2g-1.jpg(5162 byte) クロワッサン・2号
平凡社/1977年6月発行
少日焼け

order number :G-2008
price : ¥1.575
「ふたりで読むニューファミリーの生活誌」として1977年5月に創刊された雑誌『クロワッサン』の第二号。大橋正によるふんわりとした表紙イラストがとても愛らしい。「子供服のブランド研究」「お惣菜ベスト10」「私の蒐集品・絵葉書」「家具を見る眼・池田三四郎」「クロワッサンが選んだ日用品」「男の博物誌」「ドジリーヌ姫の優雅な冒険」(小林信彦)、「育児のための動物ものがたり」(増田光子)、「クロワッサンのみの市」などなど、雑貨・インテリア・お料理・ファッション・夫婦のありかた・子どもについてと、幅広くかつ濃く取り上げています。表紙イラスト・大橋正。252p。タテ29.2・ヨコ23.7センチ。ソフトカバー。

wzra-1.jpg(6983 byte) 若い女性臨時増刊・新しいレース編
講談社/昭和37年発行
背表紙上下1センチ程ハガレ有

order number :S-3092
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講談社から発行されていた女の子向けファッション誌『若い女性』の臨時増刊号として出された60年代レース編本。美しく生活するために、少しの時間で豊かな気持ちになれるレース編みをしましょうと、女子向けの作品をたっくさん紹介。ドイリー、テーブルクロス、モチーフ、ハンドバッグ、ベッドカバー、エジング(縁かがり)といろんなレース編みが所狭しと掲載されています。“かわいいおばあちゃん”っぽい温かみのあるレース編みは眺めているだけで楽しい。表紙構成は『装苑』『ミセス』『銀花』などのADとしても活躍したデザイナー江島任。12ページカラー、その他モノクロ。全174p。タテ26・ヨコ18.2センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

temari-1.jpg(5042 byte) ハンドクラフトシリーズno.30・てまり
尾崎千代子
グラフ社/昭和48年発行
表紙角折り目有・その他Good

order number :H-1004
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オールカラーで「てまり」の作り方を紹介した一冊。パッキング(プレゼントを包むときにいれるような衝撃材)をビニールの袋に入れ(なかに鈴をいれる場合は小さな箱に入れて詰める)、その上から糸をぐるぐると巻きつけると「てまり」の土台が完成。そこに色々な色の刺繍糸を縫い付けていくと、まん丸で可愛らしい「てまり」の出来上がり。大きさや縫い付ける刺しゅう糸を自分なりに工夫すれば、かなりかわいいものが作れそう。身近な材料でできるのも魅力です。66p。タテ26.5・ヨコ18.5センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

reami4-1.jpg(7996 byte) 手芸教室36・レース編み4
イルゼ・ブラッシなど25名
雄鶏社/昭和36年発行
日焼け・裏表紙記名有・背表紙イタミ&セロテープどめ有

order number :S-618
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雄鶏社から出ていた「手芸教室」シリーズのなかの一冊「レース編み4」。ブリューゲル編、パイナップル編、棒編、ネット編、方眼編、方眼編の変形などで編まれた作品が、たっぷり掲載されています。テーブルセンター、ドイリー、バッグ、手袋、替カラー、グラスジャケット、縁飾り等々、多岐にわたる作品例もうれしい。レース編みファンにおすすめです。8pのみカラー、その他モノクロ。152p。タテ18・ヨコ12.8センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

ookina-1.jpg(4965 byte) おおきなおみやげ
月刊予約絵本こどものとも174号
松野正子・作、吉本隆子・絵
福音館
1970年発行
シミ有・裏表紙「なまえ」欄に記名有・日焼け

order number :H-3068
price : ¥1050
赤ちゃんを生むため町の病院に入院しているたけしのお母さん。「早く帰ってくればいいのになあ」。ちょっぴり淋しいたけしにおばあちゃんが云いました。「今日帰ってくるっていま電話があったよ」。うれしくなったたけしは、駅までおかあさんを迎えに行きます。すれ違う友だちにお母さんのおみやげが楽しみだと云いながら……。パステルで描かれた柔らかな絵が印象的な一冊。こどものとものペーパーバッグ版です。27p。タテ18.6・ヨコ26センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

oss9-1.jpg(8933 byte) クロス・ステッチ・ONDRI手芸シリーズ9
雄鶏社/昭和49年重版
Good

order number :S-515
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刺しゅうは刺しゅうでも、クロス・ステッチを取り上げた手芸本。チョウチョ、風景、幾何学模様、デイジーなどの小花模様、連続模様といったキュートな刺繍の数々が並びます。70年代らしい明るい色を多用したポップな図案が多いのが特徴。作品掲載ページはすべてカラー。デザインは尾上雅野、板垣文恵、もり・みなこ、曽根睦子、村山美沙子、村田敬子、坂本信子など。全90p。タテ25・ヨコ28センチ。ソフトカバー。

kiduna-1.jpg(3820 byte) きづな・創作集
阿部艶子
学風書院/昭和29年初版
帯付・少日焼け

order number :E-5127
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著者・阿部艶子は、吉屋信子や宇野千代の友人だった評論家・三宅やす子の娘。大正昭和初期のおいしいものを記したすてき随筆『ハイカラくいしんぼう記』の著者でもあります。本書はその艶子さんの小説集。サーカスの綱渡り一家を書いた華やかで少し哀しくて女らしい表題作「きづな」の他、「ひばり」「仔犬」「夢魔」「空びん」「夫におくる手紙」「婚礼衣装」など全部で11編の短篇小説が収められています。ノンブル(ページ数を表す数字)が、普通の単行本と違う位置にあったりと、レイアウトもおしゃれ。帯には仲が良かった宇野千代や三宅達治の推薦文有。44p。タテ18.2・ヨコ13.3センチ。ハードカバー。現在、絶版。

grh-1.jpg(7180 byte) ゴールデンレース編10集・美しい方眼編
日本ヴォーグ社/1968年発行
日焼け有

order number :S-224
price : ¥1890
レース編のなかでも方眼編に的を絞って編まれた一冊。テーブルセンター、かべかけ、ばらづくし、おしゃれサロン、小物敷き、ドイリー、モチーフつなぎ、布とのマッチメート、方眼編を編むためにの各章で昭和の薫り漂う、シンプルで上品なレース編作品が取り上げられています。方眼編とは、名の通り、方眼のように桝目に沿って編んでいく方法。なので、桝目図案をクロスステッチに応用、なんてことも可能です。全112p。タテ25・ヨコ20.6センチ。ソフトカバー。



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